パラミクリニック
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額縮小後、傷跡線が広がる最大の理由は
切開部位にかかる張力が大きいからです。
つまり、頭皮が後ろに戻ろうとする力が大きいほど
傷跡が広がる可能性が高くなります。
張力を減らすためには
診断から縫合まで
丁寧な治療に心掛けています。
頭皮の弾力をきちんと把握しないと
期待したのとは異なる結果が出ます。
予想通りおでこが狭くなることもあり、
無理やりに引っ張ると傷跡が広がったり
前頭部の毛髪が抜ける同伴脱落現象が生じます。
頭皮の特性を
しっかり把握できる経験スキルが
額縮小の成功への第一歩です。
額縮小術後に植毛が必要かどうか、
産毛はどれくらい生かせるか、
毛髪の間の傷跡はどのように隠すか、
髪の毛の生える向けと太さも考えながら
切開線をデザインします。
傷跡は細い線で残るので
あまり目立たないが、
既存の毛髪と産毛を用いると
よりうまく隠すことができます。
既存の髪と産毛を考慮した
切開線の位置がポイントです。
腱膜切開術は
硬い腱膜に一定の間隔で切開線を入れ
頭皮が十分に伸びるようにする過程です。
腱膜切開のない単純な額縮小術より
生え際から1cm以上もっと下げられます。
ところで、腱膜切開は高度な技術力と経験が
求められる難易度の高い術です。
腱膜のすぐ上に毛包と血管が多いからです。
十分な深さで腱膜切開ができてこそ
希望通りヘアラインを前進させて、
額の幅を狭めることができます。
引っ張られた頭皮が元に戻られないように
骨にしっかり固定する必要があります。
エンドタインという固定体を活用したり、
糸で固定することもできます。
エンドタインが
頭皮を最大限引っ張って掛けることができ、
固定力もより優れているので
エンドタイン方式にこだわっています。
切開していた頭皮の皮膚層をすべてつなげます。
皮下縫合が終わったら、
まだ皮膚は縫い合わせもしてないのに
切開線の皮膚面がすでにぴったり付いています。
皮膚には張力が全くかからないのです。
最後には、肌の端をなめらかに合わせるだけです。
こうやって皮膚にかかる張力をなくせば
ほとんどの傷跡は細い線状になります。
外側にみえる傷跡も気になりますが
皮膚の内側の傷跡も最小限に抑える必要があります。
そうしてこそ、次にでも植毛が容易になります。
傷跡の箇所や大きさは
植毛の生着率に影響を与えるためです。
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